2011年1月27日木曜日

絵を描くのはiPadじゃなくって人間である

近頃、ワタクシのブログ用にiPadで絵を描いたりしている。

これをのぞき見したカミサンが

「アタシは絵を描く能力がないからダメね」

と曰うた。


ふむふむ、そうなのか。それと全体バランスを取るのが変だよ。

以前から気になっていたのだが家具などを選ぶときも部屋のイメージと全く違うのをヘーキで決めようとする。

極端にいうと座敷にアールデコ調の家具をデーンと置いちゃうアレだ。

ちょっと変だよなぁ・・ と思ってはいるが着るものだけは何故かそれっぽく収まっている。

もっともそちらは


雑誌VERYなどを毎月買っているからなんだろうけれども。



ところで絵を描く能力って練習すればそこそこ上達できるけれども普通はそんなことしない。

カミサンはバリバリ理系で研究職だから絵を描くことができる・・ かとと思っていたがまるでダメなようである。

そもそも理系だから文系だから体育会系だからといって絵を描く能力はそれらの分類にはまったく当てはまらないですよね。

絵を描くというのには二種類あると思っています。

・抽象的な絵

・具体的な絵

ワタクシは単純に絵を描くのが面白いからヘタなりにもサラサラ描いてみます。

抽象的な絵は上手に描けませんが前回のエントリでもこういうのをiPadで描いていました。

カミサンもこういうのは「描けない」と言っています。

こういうのはイメージが沸けば描けるもんですが、そうでないと何も描けません。



ところで具体的な絵というと寸法などが記入できるようなものです。(ここでは)

仕事や趣味ではCADというツールを使って描きます。

ここで仕事の絵を出すわけにはちょっといかないので趣味でやっていた自作自動車の絵を出してみましょう。


これはワタクシのweb site酔猫庵で自動車を作るというオハナシのなかで、

二次元CADで描いた物をMacのVectorWorksで3次元に起こしたものです。

二次元CADも絵を描くということには変わりませんが抽象的な絵を描く能力とはちょっと違う気がします。

だからCADで二次元は描けるけれどもイラレやフォトショップはさっぱりダメという人はうちの会社に多いです。つかオレ以外全員。

2次元CADには奥行きがないけれども、

イラストにはそういうのが存在するのでの表現ができないというのが一つの理由じゃないでしょうか。

ということで3次元は奥行きを実現しないといけないので、

想像力が足りないと描けなかったりします。


例としてワタクシに3次元を依頼してくる人に

「ちょっとここの断面図、寸法いれて描いてみて?」

と言うとモニョモニョ言って退散します。

面っ皮だけで向こう側を考えていない人が多いです。


3次元も上手く描けたとしましょうよ。

そこまでならCATIAでもなんでも努力すればできます。

しかし実装はさらに難易度が高いのでこれができる人はさらに稀です。




で、さっきの三次元の絵を実装するとこうなります。

二次元の三倍の労力で三次元が描けますが(努力)、

三次元のさらに三倍の労力で実装もできます。(要技術)

一人でこんなことをする人は変態扱いされます(笑)






コンピューターグラフィックスやCADはここ数十年で素晴らしく向上しましたが、

人間が描くことを手伝う

というところからは何も変化していません。

つまり絵の根本的出来不出来は人間次第ってことですね。

ワタクシも精進せんとな。


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<今日の一服>

娘さんが踊っているのですが、そこにママが登場。

そのママをなんども追いやるのですが・・・

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